どうも、がんです。
いきなりですが、実は9月15日をもって大学を卒業しました。(することができた)
なんだかんだ大学に4年半いて「本当に充実した大学生活を送ることができたな」と感慨にふけつつ、今は来年4月までのモラトリアム期間を楽しんでいます(笑)。
大学生活は塾講師・島おこし・インターン・学生団体・メディア運営と色々やってきた自分ですが、その原点にあったのは紛れもなく「旅」です。
大学1年の春休みに初めて一人旅で東南アジアに行って以来、モロッコからスウェーデンまでを1ヶ月で縦断したりと、とにかく暇さえあれば旅に行ってました。
そしてSNSで旅の報告などを発信しているとよく聞かれるのが「どこの国が良かった?」という質問。
正直、自分はどの国も大好きで、どの国にも日本にはない文化も風景もあると思っているので、どの国が1番かというのはうまく答えられません。
でも確実に海外で行くべき場所だと思うところがあります。それが砂漠です。僕が1人で訪れたサハラ砂漠の記憶は今も鮮明に胸に刻まれています。
そこで今回はなぜ僕がここまで砂漠をおすすめするのか?を伝えるべく、サハラ砂漠への行き方と体験談と共にその魅力をご紹介します。
世界最大の砂漠「サハラ砂漠」
みなさんがまず砂漠と聞いて思い浮かべるのが「サハラ砂漠」じゃないでしょうか?
サハラ砂漠はアフリカ大陸北部に位置する砂漠で、氷雪気候の南極を除けば世界最大の砂漠とされています。南北1,700kmに渡り面積は約1,000万km2ほど。なんとアフリカ大陸の3分の1近くを占めているんです。アメリカ衆国とほぼ同じ面積らしい。やばい。
サハラ砂漠に行く方法
モロッコまでは飛行機で約20時間
サハラ砂漠に行く方法は、モロッコから行くルートが1番安全かつ、リーズナブルです。
モロッコまでは日本から飛行機で約20時間ほど。直接便はないのでヨーロッパや中東諸国の経由で向かう必要があります。
マラケシュからツアーで向かおう
モロッコに着いたら観光都市「マラケシュ」に移動して、そこでサハラ砂漠の観光ツアーに申し込むというのが1番安く簡単にすむ方法です。マラケシュからはバスで約9時間。
*自分はフェズからツアーに申し込んで砂漠に向かいましたが、乗り合いの観光客も少なく、距離も遠いので全然オススメしません。(バスで意味のわからない移動しました)
近郊都市メルズーカからラクダで移動
ツアーに申し込みと、モロッコでサハラ砂漠に1番近い都市「メルズーカ」のホテルに荷物を置く、または一泊してからラクダでの移動になります。
これはめっちゃゆっくりだけど魅力満点なんですね。詳細は後ほど。
合わせて10万あればサハラ砂漠にはいける
以上を踏まえて、自分の場合はお金は
航空券(6万*時期による)+移動費(1万)+ツアー代(2万*場合によってはもっと安い)
以上約9万円でサハラ砂漠まではいけました。
もちろん時期によって航空券の値段も変わり、ツアーの人数次第でツアー代金も変動しますが基本は10万あればサハラ砂漠にはいけます。マジです。
砂漠に行って実際何をするの?
砂漠行ってきた!と友達に言うと必ず聞かれるのが「砂漠って何するの?」という質問。確かに普通に考えたら砂漠行って何すんねん、って思いますよね。冷静に。
でもですね、砂漠最高ですからね。ほんとうに。この質問には実際に行ってきた自分の体験をベースに砂漠の魅力という形で答えたいと思います。
ラクダでの移動で「歴史に想いを馳せる」
うわ、なんか急にくさいことを言い始めたと思いますよね(笑)。
でも砂漠を語る上でこの移動中の体験は欠かせないんです。自分が滞在したメルズーカのホテルから砂漠の中にあるベルベル人の村までは、ラクダで約3時間ほど。
この時間が本当に素晴らしいんです。なんといっても、音がない。砂漠の周りには当たり前ですが何にもないんです。
この移動の時に聞こえる音といえば、ラクダが砂を踏む音と風が砂を攫う音だけ。それ以外は何もない、本当に無の世界。
「きっとこの世界だけは何先年前からずっと変わらない風景で、遥か昔から繰り返されてきたものなんだ」
そんなことを思うと、歴史の尊さを感じざるを得ませんでした。
この経験は砂漠でしか味わえないものだと思います。ぜひ砂漠の乾いた風に歴史へ想いを馳せてみて欲しいです。
ひたすら砂丘を滑れるサンドボードは最高!
砂漠って、実際着いたら何にもやることないでしょ?と思ったあなた、安心してくだい。
砂漠には最高のスポーツがあります。それが「サンドボード」。
サンドボードとはその名前の通り、砂丘をスノーボードを使って滑るというアクティビティです。
自分は1人だけで砂漠に行ったため、やることがないなと最初は思ってましたが村人にサンドボードを紹介してもらってからは、もうひたすらに砂丘を見つけて滑りまくってました(笑)。
(いや、アンタが滑るんかい。)
そうやってサンドボードをしていたら、その後からベースキャンプに来たスペイン人の学生が「イカしてるな!」と一緒に砂丘を探して、そこからまた砂丘を滑りまくり。
何も考えずに、ただ砂丘を下る。僕は日本人代表として「Japanese!」とか、わけのわからないことを叫んで滑ってました。
スペイン人には大爆笑されたので良かったです。いえい。
サンライズとサンセットはこの世の景色ではない
砂丘から太陽が顔出すサンライズとサンセットは、この世のものとは思えないほど綺麗でした。
これが、サンライズ。もう地球じゃない、火星。フォースを感じた。
これがサンセット。映る学生は20歳らしい。ビビる。
砂漠の夜空は、もはや宇宙
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砂漠の夜は、もはや宇宙です。本当に周りに何もないので、新月の日や月が出る前の時間はもう一面の星空です。まさに宇宙。
夜、ベースキャンプで焚き火を囲んでツアーできたスペインの学生とフランス人とずっと星を眺めていたことは今でもハッキリと覚えています。
そこに流れる、ベルベル人の奏でる楽器の音色も言葉にならない素晴らしさでした。
「ああ、人間は昔から愉しむことを知っていたんだな」
そんなことを、サハラの星を見てしみじみと感じていました。
もちろん砂漠でのトラブルには、気をつけて
砂漠の魅力が伝わってきたと思いますが、もちろんトラブルもありました(笑)。
それはスペインの学生と合流してサンドボードを滑りまくっていた時のこと。
ある程度滑れるようになって調子に乗っていた自分たちは少し遠くに見える大きな砂丘を目指しては滑る、また先にある砂丘を見つけたら目指す、みたいなことを繰り返してました。
もうサンドボードが楽しくて夢中になり過ぎてましたね(笑)。
ふと気づいたらサンセットの時間を迎えてました。
これがトラブルの始まり。サンセットが始まって「帰るかー」となって帰りはじめつつ、悠長に写真を撮ったりとしていたら、すぐに日が暮れてしまったんですね。
もう周りに光はないのですぐに真っ暗になります。
そして自分たちはどんどん遠くの砂丘を見つけて滑っていたので、中々ベースキャンプにも着きません。
「あれ、これ遭難じゃないか?(笑)」
最初はケラケラしていた自分たちでしたが、さすがにヤバいとなり、砂漠にまだ残っていた足跡を必死に辿りました。
「やべー!」
「どこだー!」
と叫びながら歩き続けること、約2時間、やっとベースキャンプの明かりが目に入りました。
砂丘の向こうからは全く見えなかった光が目に入った時は嬉しくてもう学生とハグしました(笑)。
「よい子は日が暮れる前に帰ろう」
これが砂漠の鉄則です。
砂漠は「地球の変わらない姿」
以上僕の体験談をお伝えしました。少しは砂漠の魅力・素晴らしさが伝われば嬉しいです(笑)。
日進月歩で進化する地球において、砂漠だけは唯一何千年も前から変わらない地球の姿。
そのことを噛み締めながら風景と向き合うと、先人たちが見てきた景色を見ているということに、ただ感動します。
もうこれ以上は言葉にできないです、ぜひこれを読んで砂漠に行く人が僕以上の言葉で砂漠を語ってくれたら嬉しいな。
では、また。
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