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【閲覧注意】世界の”ヤバい”が集まった渋谷残酷劇場展へ潜入。知られざるアウトローな世界

どうも、がんです。

先日「渋谷残酷劇場展」という企画展に行ってきました。今回はこの企画展の様子と実際に行って自分が考えたことについて書きたいと思います。

うん、どんな内容かは字面で何となくわかったかと思いますが。とりあえず感想を一言でいうと

 

「生を越える、死への畏怖」

「グロい」

「ぐろい」

「ヤバい」

 

でした。(一言ではMuri)では、簡単に企画の紹介をしたいと思います。

「都築響 presents 渋谷残酷劇場」展

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渋谷残酷劇場とは渋谷アツコバルにて、4月14日〜5月13日の期間で開催されている企画展。

都築響がこれまでに日本、台湾、タイで取材をしてきた地獄寺や見世物小屋、ヨーロッパの病理標本、拷問美術館などの写真・映像を展示中。まさに世界の「ヤバいやつ」が集められた企画展。とにかく、ヤバい。 *もちろん18未満は入場不可

企画の趣旨

企画の趣旨についてですが、これについてはアツコバルのオフィシャルサイトに掲載されている都築さんのコメントを引用したいと思います。

 

「幸福な家庭はどれも似ているが、不幸な家庭はそれぞれに不幸なもの」という『アンナ・カレーニナ』冒頭の名言を引くまでもなく、美しいこと、楽しいことよりも、醜いこと、悲しいこと、恐ろしいことのほうが、僕らの想像力をはるかに刺激するのはなぜだろう。エクスタシーが「小さな死」であるならば、大いなる死を前にしてどんな歓喜が待っているのか。このハイウェイ・トゥ・ヘルのロードサイドに。http://l-amusee.com/atsukobarouh/schedule/2018/0414_4622.phpより引用)

 

確かに、人々は「幸せ」より「残酷」から多くを想起する生き物なのかもしれない。これは隠しきれない人間の性。歴史が証明していたりする。このコメントを踏まえると自然と「作品と向き合える」なんて気がしました。

とりあえず、自分の考察は記事の最後でしたいと思います。

ということで、早速行ってきた様子をお届けします。内容に触れすぎるのは良くないと思うので(色んな意味で)、とにかく画像をベースに伝えようと思います。(撮影は可でした)

(以下、グロ耐性がある人、アウトローな世界に興味がある人はご覧ください!)

ではでは、参ります。

 いざ、アウトローの世界へ

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企画・展示スペースは広い部屋一室という感じ。

このスペースにオブジェが飾られ、壁には一面の「残酷写真」が貼られている。

また世界の「残酷スポット」や「見世物小屋」などの様子を流し続けるTVも3台設置され、ここに表示される映像・音がまたこの空間をアウトローなものへと昇華していた。

人は意外に多く、年齢層も若者カップルから40代くらいの夫婦が来ていたり。これにはビックリ。興味ある人は、あるんだなあ。

 

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まず、入ってすぐ左。いきなり残酷。

ここにある画像は日本各地にある「地獄を実際に表現しているスポット」の写真。

例えば日本の寺院では「地獄の恐ろしさ」を伝えるために、あえてこうした「地獄」をモチーフにした博物館を設置している所があるらしい。

学研がコラボしているとことかありました。

(結構、リアルでビビる、、)

 

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この横に設置されているTVではそんな「地獄スポット」を淡々と紹介しているDVDが流れ続けている。(これが意外に面白かった)

 

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そして、謎のオブジェ。これは何かの拷問道具みたいです。痛そう、、(小並感)

 

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oh....って感じの表情だけど、このオブジェの存在感は中々。

 

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こんなオブジェも。あ、赤ちゃん、、、!!

 

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あかん。顔があかん。(でも見入ってしまう、、)

 

 

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がああああああああああああああああ。何気にゴキ、、。何を表現しているのか、いや、これが「残酷」ということか。

 

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奥の方に行くと、ヨーロッパの拷問博物館や病理標本(病気になった患者の症状を標本にしたもの)のスペースに。のれんをくぐると

 

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こちらが病理標本。ヨーロッパやロシアの施設に保存されているものだそう。

天然痘や梅毒など中世の時代はこうして「標本」として病状を保存する必要があったようで、リアルです。これもまた一つの「残酷」といえる。

 

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こちらはカタコンベというもの。そして中央の三体のミイラは「史上もっとも美しいミイラ」と呼ばれている。ここには「死への畏怖」のようなものを感じることができる。

 

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そして一番衝撃的だったのは、タイの奇祭と呼ばれる「ベジタリアンフェスティバル」の写真たち。とにかく顔になんでも刺しまくっている。何なら貫通してる。

どうやらこの人たちは、自分の体を痛めつけることで普段の生活では得られない「トランス状態」に入り、神に近づくことを目指しているらしい。

 

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そして最後に、見上げれば「帝王切開」。なんだこれ。どうして作られたんや。

 

 

誰もが死を意識し、残虐性を持つ

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美しいこと、楽しいことよりも、醜いこと、悲しいこと、恐ろしいことのほうが、僕らの想像力をはるかに刺激するのはなぜだろう。」

 

冒頭で紹介した都築さんの言葉を借りると、自分も同じことを企画展を見終えて感じた。なぜ人はここまで「残酷」になれるのだろう。考えてみれば 、残酷である状態は人間が最も望ましくない状態のはずだ。みんな幸せでありたいし、不幸になりたいはずがない。

 

でも人は死を想像し、残酷を表現する。ここは実に不思議なところであるけれど、もしかしたら誰しもが持つ「残虐性」という性なのかもしれない。

企画展などは、こうした人が内に秘めている「残虐性」を客観視させてくれるものだった。普段見ることができない、または許されないものであるからこそ、人々は客観視できる場所を望む。

 

そして自分もそうした人間の一人だと感じた。企画を理解する・しないではなく、普段表に出ることのない人間の一面を知ることができる場は、とても重要なものなのかもしれない。

 

アウトローな世界。普通の世界に疲れたら、そんな世界に浸ることもオススメです。

 

興味が湧いた!!って方はぜひ実際に観に行かれることをオススメします。

 

5/13までの開催なので、お早めに!

 

 ATSUKOBAROUH Night Gallery 都築響一 presents 渋谷残酷劇場

会期:2018年4月14日(土)〜5月13日(日)
会場:アツコバルー arts drinks talk
住所:東京都渋谷区松濤1-29-1 クロスロードビル5F
開館時間:水〜土 16:00〜22:00、日・月 11:00〜18:00
定休日:火曜日
入場料:1000円

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