じっくり読むと5分
今回は「ガンニバル」という日本の孤立集落を舞台にした、狂気満載の傑作サスペンス漫画をご紹介します。なかなかエグい描写が多いですが、まさに読む手が止まらないほど面白い作品なので今回は取り上げてみました!
ガンニバル
ガンニバルは、『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて、2018年10月19日号より連載中の漫画作品。作者は二宮正明。2021年4月時点で累計90万部を突破しており、2021年10月13日時点では11巻まで発売中。
また、なんと2021年10月14日には、柳楽優弥の主演でドラマ化されることも発表されました!「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信とのことで、これは自分も流石に入会を悩みます...。絶対面白い。
作品の見どころ
- 一見平和な村が見せる狂気
- 元敏腕刑事が繰り広げる頭脳と肉弾戦
- 他の作品では味わえない底なしの恐怖とサスペンス
この作品を始めて読んだときに思ったこと。
「温泉旅行は当分行くのやめようかな...」
そう思わせるくらい、日本の村に対してトラウマが植え付けられます。
そう、この作品は 驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス 。
主人公はかつて狂犬と呼ばれた敏腕刑事、阿川大悟。
訳ありで赴任してきた山間の村「供花村」で暖かい村人との交流を通し、家族で仲睦まじく幸せな...
というところで起こった1つの事件。
この事件をきっかけに物語は、べっとりとこびりついた村の狂気の中へと突入します。
事件とは、1人の老婆の死体が発見されたというもの。
警官として現場に向かった阿川はいつも通り検証を進めるが...どうやらおかしい。
「熊にやられた」と村人はいうが、阿川は普通では考えられない死体のある部分に着目(さすが元刑事)
ここで村人の狂気のスイッチが入るーーー。
そしてここから彼らは、常軌を逸した行動に出る。
死体を食べた。死んだのは彼らのお婆ちゃんだった。死人の臓物を食らうその姿はまさに狂気でしかない。
そして、狂った末に姿を消したとされる阿川の前任者 "狩野" が残した言葉を阿川は思い出す
「この村の人間は人を食っている」
阿川はここからこの村の裏側にある黒い闇に足を踏み入れ、禁忌を目の当たりにする、というのがこの物語の展開です。
ここまで読んだだけですでに嫌な予感しかしないかもしれないですが、ここからが物語のスタート。
狩野が残した言葉の確信に迫る中で、村を牛耳る"後藤家"という一家が立ちはだかり、"あの人"と呼ばれる存在も現れる。
謎が謎を呼びながらも、一見平和な村が持つ真っ黒な狂気に、正義の名の下に真っ向から挑む阿川という構図はかなりアツいです。しかも阿川は元刑事で頭も切れれば腕っ節も強い。
この息もつかせぬやり取りがこの作品の最大の見所かつ、根深い狂気の背景もしっかり掘り下げてくれるので、まるで重厚なドラマもしくは映画を見させられているような感覚になります。読むにはかなりパワーが必要かもしれません。
それでもパワーを使って読む価値がある作品です。物語はもちろん、狂気を感じさせる圧巻の画力も素晴らしい。
カルト好き・サスペンス好きにこれ以上の作品はないのではないか、と思うくらいこの作品はイチオシです。
ただし、しばらく田舎に行くのは気が引けてしまうかもしれないので、そこだけはご了承を...!
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