じっくり読むと3分
当ブログでは、今まで450本ほどの映画を見てきた自分が様々なジャンルの映画を紹介しています。 今回取り上げるのは「傑作ホラー5選」です。
200作品以上ホラーを見た自分が、様々な年代・ジャンルから選りすぐりのホラー映画5作品を厳選しました!
シャイニング
冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが…。
公開年:1980年
監督: スタンリー・キューブリック
上映時間:119分
作品の見どころ!
- ジャックニコルソンの伝説的な怪演
- 天才キューブッリックにしか生み出せないホラー演出
- 記憶に残るシーンの数々
ホラー映画の金字塔はこれだ!
ホラー映画の金字塔と言えば、まずこの作品を挙げざるを得ません。それくらい、ホラー映画として独自性・演出・演技が優れている作品です。
監督は時計仕掛けのオレンジで知られる希少の天才、スタンリーキューブリック。
音楽・映像・カメラワークなどに独自の感性を持っていた彼が描いたホラー映画もやはり独創的な作品となりました。
音楽×カメラーワーク×怪演が生み出す唯一無二のホラー
この映画には恐ろしい怨霊や過激なスプラッター表現はありませんが、それらを越える恐怖があります。
その恐怖を実現しているのが、キューブリックの音楽・カメラワークとジャックニコルソンによる怪演の融合です。
1人の人間が霊に取り憑かれ、狂気へと変わっていく様子と芸術的かつ不気味な演出。この作品でしか味わえない恐怖をぜひ味わってください。
悪魔のいけにえ
1973年8月18日。真夏のテキサスを5人の若者を乗せて走るワゴン車。周辺では墓荒らしが多発していて、遺体が盗まれるという怪事件が続いていた。
フランクリンとサリーは、自分達の祖父の墓が無事かを確認する為、サリーの恋人ジェリー、友人のカークとその恋人パムと一緒にドライブ旅行をしていた。 途中、乗せたヒッチハイカーの男に襲われるハプニングが発生。
車を停めて男を降ろすが、これはこの後彼らに降りかかる悲劇の始まりに過ぎなかった。
公開年:1975年
監督:トビー・フーバー
上映時間:83分
作品の見どころ!
- 元祖”殺人鬼”レザーフェイスの圧倒的恐怖
- カメラワークや映像を駆使した演出
- 予測できない狂った展開
スプラッターホラーの原点であり伝説
悪魔のいけにえはスプラッターホラーというジャンルを築いた、原点とも言うべき作品。
夏のテキサスの爽快で綺麗な風景とはうって変わり、作品で繰り広げられる狂気のコントラストが印象的な作品。
残虐な表現はそこまでありませんが、カメラワークや不気味な雰囲気の映像が見る側の心理的恐怖心を煽ります。
レザーフェイスの圧倒的存在感
この作品で登場する殺人鬼、通称”レザーフェイス”の存在感も作品の魅力です。
チェンソーを持って獲物を追いかける姿は、そのビジュアルだけでも鳥肌もの。(所々シュールな場面もあるけど笑)
内容もコンパクトかつ、展開が読みづらいので飽きずに見ることができます。傑作にふさわしい作品です。
羊たちの沈黙
連続女性誘拐殺人事件が世間を騒がせていたある日、FBIの若き女性訓練生クラリスは犯人の動機解明の任務を命じられた。
そのヒントを得るため、監禁中の凶悪殺人鬼“人喰いレクター”ことハンニバル・レクター博士に面会するよう指示された彼女は、彼の独房へと赴く。
初めて会ったレクターは、知性と残忍性を併せ持つ怪物のようだったが、自分の過去を語るのと引き換えに、事件の手掛かりを導き出すことに成功し…。
公開年:1991年
監督: ジョナサン・デミ
上映時間:119分
作品の見どころ!
- 元祖サイコパス”レクター博士”の恐怖
- サスペンス映画らしい、綿密な構成
- 人の心理を細かに描く演技・演出
戦慄のサイコパス!サスペンスホラーの傑作
サスペンスホラーの傑作といえば、自分は「羊たちの沈黙」を挙げます。原作はトマス・ハリスによる小説です。
何と言っても、アンソニー・ホプキンス演じる作品中のキャラクター”レクター博士”が怖すぎる。
圧倒的なIQを持つ精神科医師であるレクター博士は、言葉を巧みに操る、異常な狂気殺人鬼です。
圧倒的な狂気を持ちながらも、紳士的で物腰の柔らかな印象を与えるレクター博士はまさにサイコパスの名がふさわしい人物。
そんな人物を完全に演じきったアンソニーホプキンスの演技力にも感嘆させられました...。
「プロファイリング」を用いた心理描写も魅力
作品中には、会話などから相手の性格や心情を推察する「プロファイリング」が登場します。
このプロファイリングの設定が作品をそれまでのホラー映画とは一線を画した、知性を持ち合わせたホラー映画へと昇華させています。
事件をベースにした緻密な構成も見どころで、ホラーの枠を超えた質の高い作品としてかなりおすすめです。
ミスト
その夜、激しい風雨と共に雷鳴が轟き、町を嵐が襲った。湖のほとりに住むデヴィッドは、妻のステファニー、5歳の息子ビリーと地下室に避難していた。翌日は晴天。
しかし、デヴィッドは湖の向こう岸に発生した霧の壁を見て不安になる。それは不自然にこちらに流れてくるのだ。息子と共に買出し出掛けたデヴィッドは妻に連絡を取ろうとするが、携帯電話も公衆電話も不通になっている。
スーパーマーケットの中へと入ると店内は大混雑。すると突如大きな地震に襲われ、外は霧に囲まれて身動きが取れないまま、彼らは店内に閉じ込められてしまう…。
公開年:2008年
監督:フランク・ダラボン
上映時間:125分
作品の見どころ!
- ”人間”をテーマにしたホラー映画
- 誰も予測できないラスト
人間とは?について考えさせる哲学的作品
個人的に印象的な作品として取り上げたのがこの「ミスト」という作品です。原作は”ホラーの帝王"スティーブン・キング。
今まで紹介した作品のように斬新なカメラワークや名演技、スプラッターシーンがあるわけではないですが、この映画の特筆すべきは「等身大の人間」を描いている点。
謎の霧を前に、スーパーマーケットに立て籠もる人々というよくある展開ですが、そこから映し出される生々しい人間の様子はリアルそのものです。
登場人物たちのやり取りがひたすらリアル
もちろんモンスターも登場し、ホラー要素がありますが、それよりも人の描写が秀逸です。
もうちょっと演出凝ればいいのに...と思いましたが、それがないからこそのリアル感なのかもしれません。
ラストシーンも見どころ。そこであなたは何を思うか、それがこの作品の大きなテーマです。
エイリアン2
「アバター」ジェームズ・キャメロン監督が切り開いた全く新しいsfホラーの世界。
誰の追随も許さないキャメロン・ワールドの完成形! 2144年。57年間の冷凍催眠状態から救出されたリプリーは、音信不通となった殖民惑星・lv-426の調査の為、海兵隊員と共に旅立つ。
そこでリプリーたちが遭遇したのは、卵を生んで繁殖し続けるエイリアン・クイーンの姿だった……!
公開年:1986年
監督: ジェームス・キャメロン
上映時間:137分
作品の見どころ!
- 巨匠ジェームス・キャメロンによるエイリアンシリーズ
- 時代を感じさせない圧倒的な映像
- 圧倒的に面白い
さすがジェームス・キャメロンというべき、シリーズ最高の傑作SFホラー
こちらは伝説的なSFホラー作品「エイリアン」の第2弾。
手がけたのは「タイタニック」「アバター」で知られる映画界の巨匠、ジェームス・キャメロンです。
もうさすがジェームスキャメロンという映画です。もう映像・構成ともに言うべき所がないくらい、素晴らしい作品に仕上げています。
SFホラー映画史上でも屈指の完成度
内容は、最強の人類vs エイリアンといったものですが、このアツい設定を40年前の作品とは思えない圧倒的な映像と描写で表現しています。
エイリアンの恐ろしさと戦いのハラハラ感。何度でも観たくなる映画です。観て損はないでしょう!
SFホラー史上でもここまでの完成度で仕上がってる作品はないと思います。
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