じっくり読むと2分
どうも、がんです。
当ブログでは、今まで450本ほどの映画を見てきた自分が様々なジャンルの映画を紹介しています。
今回取り上げるのは「戦争映画おすすめ5選」です。
傑作から衝撃作、1970~2010年代まで幅広いジャンルから厳選しました。この機会にぜひ見て頂ければと思います!
プライベート・ライアン
公開年:1998年監督: スティーヴン・スピルバーグ
上映時間:169分
過酷なノルマンディ上陸任務の後、ミラー大尉以下8人の兵士は行方不明のライアン二等兵救出を命じられる…。アカデミー賞(R)監督賞ほか全米映画賞を独占したスピルバーグの最高傑作! 冒頭30分のノルマンディ上陸作戦の描写は映像、音響ともに迫真の名場面。
戦争映画の金字塔
これぞ、戦争映画。戦争映画が好きでよく見るけれどこの映画ほどの戦争映画を見たことはありませんでした。
戦争の異常性を映し出すだけなら容易、戦争を美化するだけなら容易かもしれない、でもそれをあらゆる場面、人物、心理描写、そして追随を許さない戦闘描写で描ききった所にこの映画の凄さがあります。
戦争とは、映画とは、この映画は170分もの時間をかけて教えてくれます。トムハンクスと若き日のマットデイモンの好演にも注目です。
地獄の黙示録
公開年:1979年監督:フランシス・フォード・コッポラ
上映時間:153分
舞台は1960年代末のヴェトナム。ウィラード大尉(マーティン・シーン)は、ジョングルの奥地で王国を築いたとされるカーツ大佐(マーロン・ブランド)を暗殺する命令を受け、部下4人を引き連れてナング河を溯っていく。その過程でウィラードが遭遇するさまざまな戦争、そして人生の狂気。やがて彼はカーツと対峙し…。
巨匠フランシス・コッポラが狂気を描いた戦争映画
ゴットファーザーで知られる巨匠フランシス・コッポラによる戦争映画です。
彼がヴェトナム戦争を題材に描いたのは戦争という枠を越えた、狂気。密林のジャングルの禍々しい雰囲気と、重厚な音楽がこの映画の狂気をさらに盛り立てていきます。
「朝のナーパムの匂いは格別だ」
など、まさに戦地のリアルな狂気を感じさせる名セリフなどでも有名な作品です。
プロット(脚本)ももちろん良いですが、とにかく演出が優れています。それはもはや映画を超えて、芸術作品の域。戦争映画を語る上では欠かせない作品に間違いありません。
野火
公開年:2015年監督:塚本晋也
上映時間:147分
第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。しかし負傷兵だらけで食料も困窮している最中、少ない食料しか持ち合わせていない田村は追い出され、ふたたび戻った部隊からも入隊を拒否される。
そして原野を彷徨うことになる。空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、田村が見たものとは・・・(C)2014 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
日本兵の過酷なリアルを伝えた戦争映画
日本で戦争映画というと感動的なものとして伝えられている作品が多いと思いますが、野火はそういった映画とは真反対で、まさに戦争の悲惨さを描いてたものとなっています。原作は同名の小説です。
作品中では1人の日本兵が瀕死の状態で、知らぬ国の知らぬ島を彷徨う中で様々な光景を目にしていきますが、とにかく見ていて胸が苦しくなるようなものばかり。
それでも戦争が悪いだとか、戦争が憎いだとかいう描写は一切ありません。そこにあるのは、ただただ戦争のリアル。
事実だけをありのままに描いている、そのストレートさがこの作品の色をより一層濃くしています。必見の1作です。
スターリングラード
公開年:2001年監督:ジャン=ジャック・アノー
上映時間:132分
第二次世界大戦時にソビエト連邦の狙撃兵として活躍し、英雄となった実在の人物ヴァシリ・ザイツェフを主人公に、当時のスターリングラード(現ヴォルゴグラード)における激戦(スターリングラード攻防戦)を描いたフィクション。
静かな漢の、熱き生き様を描いた戦争映画
名優ジュード・ロウが実在した伝説のスナイパー、ヴァシリ・ザイツェフを熱演した一作。
作品の見所は、スナイパーという孤独な存在にフォーカスを当てた点に尽きます。戦争という過激な舞台で静かに行われる狙撃という残酷な行為に翻弄される主人公の様子がリアルに描かれています。
ジュードロウ、エド・ハリスの2人が合間見えるラストシーンまさに映画史に残る名場面。
後はとにかくジュードロウの目が綺麗です。目だけでも楽しめる映画とも言えますね(笑)。
アメリカン・スナイパー
公開年:2015年監督:クリント・イーストウッド
上映時間:132分
米軍史上最多、160人を狙撃したひとりの優しい父親。観る者の心を撃ち抜く、衝撃の実話。 国を愛し、家族を愛し、戦場を愛した男――。描かれるのは伝説のスナイパー、クリス・カイルの半生。
孤独な英雄の葛藤を描いた戦争映画
アメリカンスナイパーもスターリングラードと同様に実在したスナイパーを題材にした作品ですが、スターリングラードとは若干切り口が異なり、生き様というよりは、父親と英雄の狭間で揺れる1人の漢の葛藤を描いています。
演出としてもスターリングラードよりも淡々としていますが、それがより一層戦争の冷酷さを際立たせています。
最後引き金を引く直前の葛藤は主人公が父親であるがゆえに生まれるものものであり、そこが現代風の戦争映画という気がしました。ラストも衝撃。
作品としての面白さ以上に、考えさせられる映画です。
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