どうも、がんです。
「平成最後の夏」という言葉が最近若者の間でにぎわっていますね。本当に便利な言葉だと思います。（笑）
平成最後だしエモいことしたい、平成最後だし何かしたい、平成最後だし、、、うん。何でもやれそうな気がしてくる。
わかります。確かに思い出も大事。自分はとにかくキャンプがしたい。でもそれ以上に、若者とくに学生に平成最後だからこそ行って欲しいイベントがあります。
それが「世界報道写真展2018」です。
世界報道写真展に行って自分は色々なことを考えさせられました。この夏遊ぶもよし、旅に行くもよし、勉強もよし、色々やりたいことがあると思います。
それでも僕はこの世界報道写真展に行って欲しい、そう思ってこの記事を書きました。ぜひ読んでみてください。
世界報道写真展とは
世界報道写真展は世界中の約100会場で開催される世界最大規模のドキュメンタリー、報道写真の展覧会です。1955年にオランダのアムステルダムで、世界報道写真財団が発足したことにより始まりました。
毎年、1月～2月にかけて主に前年に撮影された写真を対象にした「世界報道写真コンテスト」が開かれ、十数人からなる国際審査員団によって選ばれた入賞作品が「世界報道写真展」作品として、世界中の約100会場で展示されます。
第61回目を迎える今回は125の国と地域から4,548人のフォトグラファーが参加し、73,044点の応募がありました。大賞などを含め、受賞作品を紹介する「世界報道写真展2018」は6月9日〜8月5日まで東京都写真美術館（恵比寿）で開催されています。
（https://www.asahi.com/event/wpph/about.htmlより引用）
世界中のプロカメラマンが切り取った”究極の現実”
https://www.asahi.com/event/wpph/about.htmlより引用
こちらの写真が今年の「世界報道写真大賞」に選ばれた、ロナルド・シュミットさんがベネズエラの都市カラカスにて撮影した１枚。
マズロ大統領への抗議デモに参加していた男性が警備隊との衝突の中で火だるまになって走っている瞬間を捉えています。
男性は一命を取り留めたものの、平和を求める市民が命の危機に襲われるというリアルを凄まじい炎の描写と疾走感で映している深く重い１枚です。
この写真を撮影したシュミットさんも命を賭けて取材に臨んでいたことも見て取れます。自分はこの写真を見た時に言葉を失いました。とても現実世界で起きていることではないと。
でもそうした世界のどこかで起きている事件、暴動、戦争、自然破壊、社会問題、スポーツ、それぞれのリアルを世界報道写真展覧会で知ることができます。
本当に１枚１枚が強烈で、メッセージを投げかけてくるようなものばかりでした。
幸せな僕らも”当たり前ではない現実”だということ
「自分は今学生で自由な時間を得て、何をしているのだろう。何ができるのだろう。こうしたことを考られるだけできっと自分たちは幸せなのだろう。」
写真たちを見て自分はそんなことを考えさせられました。今当たり前だと思っていることは、どこかの世界では当たり前ではない、そんなわかりきったようなことを改めて重いテーマとして写真たちは投げかけてきます。
幸せな僕らも写真の向こう側の世界では”当たり前ではない現実”なのだから。
学生の内にこうした現実と向き合う機会はきっと貴重だと思います。現実を知る方法なんて実際に自分が現地に行くことでしか基本的にはないはず。でも世界報道写真展はそうしたチャンスを世界中のプロカメラマンが命を賭けて与えてくれたものです。
学生ならたった600円で見ることができます。この価格を含めて、自分は強く、一人でも多くの若者が世界写真報道展を訪れてくれることを願いたいです。
期間は8/5まで。行くなら、今すぐに。
世界報道写真展2018
開催期間：2018年6月9日（土）〜8月5日（日）
開催場所：東京都写真美術館
東京都目黒区三田１-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL：03-3280-0099
開館時間：10時～18時（木・金は20時まで、7月19日、20日、26日、27日、8月2日、3日は21時まで） ※入館は閉館の30分前まで
休館日：月 ※祝日の場合は開館、翌火曜が休館。
入場料：一般￥800
以降、下記会場を巡覧予定。
大阪：2018年8月7日（火）～8月16日（木）ハービスHALL
大分：2018年9月16日（日）～10月3日（水）立命館アジア太平洋大学
京都：2018年10月6日（土）～10月28日（日）立命館大学国際平和ミュージアム中野記念ホール
滋賀：2018年10月30日（火）～11月11日（日）立命館大学びわこ・くさつキャンパスエポックホール
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