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どうも、がんです。
当ブログでは、今まで500本ほどの映画を見てきた自分が様々なジャンルの映画を紹介しています。
今回取り上げるのは「おすすめサイコパス映画3選」です。
作品としてもクオリティが高い、名作サイコパス映画を3つご紹介します!
羊たちの沈黙
公開年:1991年
監督:ジョナサン・デミ
上映時間:118分
FBIアカデミーの優秀な訓練生クラリスは連続誘拐殺人事件の捜査スタッフに組み込まれ、犯罪者として収監されているレクター博士と面会する。それは、天才的な精神科医でありながら、自らの患者を次々と死に追いやったレクターこそ事件の謎を解く鍵になると見込んでのことだった。レクターはクラリスに興味を示し、捜査の手がかりを与える。ふたりが次第に心を通わせていく一方、新たな誘拐事件が。そしてレクターは脱獄を図り……。ジョナサン・デミ監督の代表作となったサイコサスペンス。
https://eiga.com/movie/25151/ より
作品の見どころ!
- 名優アンソニー・ホプキンスが演じるレクター博士はまさに伝説
- 心理分析のプロをも翻弄するサイコパス振り
- 記憶に残るシーンの数々
元祖サイコパス映画の金字塔
サイコパスを描いた映画といえば、羊たちの沈黙を挙げないわけにはいきません。
サイコパスサスペンスというジャンルを作った作品といっても過言ではないでしょう。
プロファイリング(過去の犯罪事件にかかわる諸種のデータベースを活用して、新たな事件の犯人の型・特色を割り出す方法)の達人であるクラリスが、じわじわとアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士に翻弄されていく描写は、観ている側も背筋が寒くなるほどの臨場感があります。
終始独特の緊張感と不安感がある、作品としても非常に質の高い作品です。
セブン
公開年:1995年
監督: デビッド・フィンチャー
上映時間:126分
退職を間近に控えたベテラン刑事サマセットと若手刑事ミルズは猟奇連続殺人事件の捜査にあたる。犯人はキリスト教における7つの大罪に基づいて殺人を繰り返していることが明らかに。やがてサマセットとミルズは容疑者を割り出すが、その人物に逃げられ、さらにミルズの素性が知られていたことも発覚する。そしてさらなる殺人事件が続いた後、驚愕の事態が……。
作品の見どころ!
- ブラピとモーガン・フリーマンの共演作品
- 7つの大罪をテーマに考え抜かれたサスペンス
- 余韻を残すラスト
鬱映画として名高いデビッド・フィンチャーの傑作
セブンは羊たちの沈黙とは異なり、サイコパスを演じる犯人というよりもサイコパスが引き起こす事件を取り巻く世界観が特徴の作品。1995年の映画とは思えない斬新な演出にも注目です。(ブラピとモーガンフリーマンは安定の名演です)
「貪食」「淫蕩」「金銭欲(強欲)」「悲嘆」「怒り」「怠惰」「虚栄心」「傲慢」の7つの大罪に当てはめた残忍な犯行を行う猟奇殺人犯を追う中で、徐々に明らかになる真相には吐き気すら覚えます。この吐き気は、まさにこの作品の醸し出す陰鬱な世界観があるからこそ。
トラウマレベルで危険な作品ですが、それでも先を観たくなってしまう、うまく人間の心理を突いた傑作です。
恐るべし、デビッド・フィンチャー。
凶悪
公開年:2013年
監督: 白石和彌
上映時間:128分
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。(https://eiga.com/movie/77879/ より)
作品の見どころ!
- 実際の事件を基に描かれたノンフィクション映画
- 胸糞だが救いのある内容
- 山田孝之・ピエール瀧・リリーフランキーの名演
実際の事件を基にした、胸糞映画
この作品を観たときは、衝撃でした。これは本当にあった事件なのか?と。それでもこの救いようのない事件に、向き合い続けたジャーナリストの姿があるから引き込まれてしまう、そんな作品です。
”先生”と呼ばれる、リリーフランキーはまさにサイコパス(これは名演だと思います)。サイコパスという言葉すら生ぬるい、もはや悪魔か。
どうか、こんな事件が闇葬られることがないように。そんな製作陣・俳優の思いも伝わってくるような重厚な1作です。
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